櫻井さん

BUCK-TICKの櫻井さんが亡くなった。

今井さんのInstagramの投稿で知り、

えっ！？と一瞬時が止まったような感じだった。

噓でしょ？と思ったけど、

そんなことを今井さんが投稿するわけがない。

今までBUCK-TICKのメンバーのインタビューは、あればすべて読んでいた。

櫻井さんとヒロシさんのswitchも録画を消していない。

櫻井さんのインタビューを読んでいて人として好きだった。

それでも、正直に言えば、僕は今井さんの詩曲の方が好きだった。

あの日、櫻井さんのことを知った後、

立っていても足に力が入っていないのが分かった。

数時間はいつも通り過ごそうとした。

何が起きたのか、情報を探せばきっと辛くなるのはわかっていた。

それでも、

今井さんの投稿を何度も見ていた。

本当にいなくなってしまったんだ、

そして、自分が思っていた以上に櫻井さんが好きだったことに気づく。

胸が苦しくなる。

もう新曲を聴くことができない、櫻井さんのインタビューを読むことも無い。

あの気持ちを悲しみと呼ぶのだろう。

自分が傷ついていることに気づいた時、涙が出ていた。

それでも普段通り過ごそうとしていたけど、

家族が気を使ってくれて、BUCK-TICKのライブ映像を数時間見ていた。

いろんな曲を聴いているうちに、

櫻井さんありがとう、という気持ちになっていた。

もちろん悲しいし、今でも信じられない気持ちがある。

メンバー、スタッフの方を思うと言葉も無い。

ヒロシさん大丈夫かな？とも思った。

でも、BUCK-TICKという存在が、曲が、歌が。

BUCK-TICKにしかない世界観があった。

映像や音を聴けば、そこにはBUCK-TICKがいる。

今井さんは続けると投稿していた。

どんな形になっても5人のBUCK-TICKはもうない。

それでも聴くだろう。

今井さんがこれからどんな音楽を作っていくのか。

きっとあの人なら、おもしろいことをやってくれるだろう。

悲しみを持ち続けながら。

櫻井さんありがとう。